2013年01月15日

藤沢 大島渚監督 逝去

本日(2013年1月15日)、午後3時25分藤沢市内の病院で肺炎により映画監督・大島渚氏が逝去されました(80歳)。当ブログの管理人が最も敬愛する映画人であり、また多大な影響を受け人生の道標をも示して頂いた人物でした。過去1度だけ新宿で(同じ店で)プライベートの場でお会いしたことがあります。ご冥福を祈ると共に感謝の気持ちをここに表します。
1959年「愛と希望の街」で本篇監督デビュー、以後、日本映画史に残る革新の波をもたらしました。「青春残酷物語」・「太陽の墓場」・「白昼の通り魔」・「忍者武芸帳」・「日本春歌考」・「絞死刑」・「新宿泥棒日記」・「愛のコリーダ」・「戦場のメリークリスマス」・・・脳裏に各々のシーンが次々と浮かびあがってきます。1度だけでなくさらにお会いしてるかも・・新宿の「ゴールデンゲート」でかな?・・・。
大島氏の創造社メンバーである俳優・渡辺文雄氏とはテレビ番組ロケで一緒させてもらい食事の席で周辺の話はよく伺っていました・・何を聞いたのかとっくに忘失してるけど。
鎌倉の聖テレジア病院で奥さん(女優・小山明子さん)の介助を受けリハビリに励む姿をテレビ映像で見ましたが・・・その後は情報がないままでいた・・・さらなる作品を望んでいたのに。

大島氏の住まいは小田急江ノ島線・鵠沼海岸駅が最寄り駅で、駅北方数百mほどの閑静な住宅街(藤沢市鵠沼松が丘4ーxx−x)にご自宅を構えております。
線路の反対側の近所といってよい距離に住まわれいるもう一人の映画監督(大ヒットした映画「相棒」シリーズの監督)、遠い昔は遊び仲間(先輩)で・・小田急線東北沢駅近くのオーストラリア人の女らが暮らすアパートに連れられて行き泊まり込み・・・なんか笛を吹いてXXXしたのを思い出してしまった。あきXXちゃん(本名)にも会いたくなってきた・・奥さんは小田急車内でつり革にぶら下がって遊んでいたあの女性だよね?(結婚式の招待状いただいたが海外ロケが重なり欠席・・たしか京王プラザホテルだった?)
大島氏の「日本春歌考」の影響で、入った大学は雪のロケシーンが印象的だったその大学(講堂の壇上に小山明子が寝そべっていた)。出演していた立教大の学生だったi氏にもその後お会いできた・・・主演女優の方の舞台も見に行ったし(西麻布だったか?)・・様々な過去が次々と思い浮かんでくる。
kugenuma ohshima01.jpg kugenuma ohshima02.jpg
写真は最寄駅の鵠沼海岸駅 (右写真)大島邸のわりと近所の鵠沼松が丘公園(東京帝大教授の別荘地跡) この鵠沼海岸駅の海側には旅館「東屋」跡があり芥川龍之介・谷崎潤一郎らの滞在で有名なスポット

 最新情報は(株)大島渚プロダクション http://www.oshima-pro.jp/
        東京都港区赤坂7-6-9 赤坂ONビル201
   告別式の日時等はこのHPで発表されます。

*1月16日になり藤沢の自宅前の狭い路地に取材・インタビューのため報道陣が集結・・・住所の枝番は迷惑がかからぬよう伏字に修正しました。

*1月16日に葬儀・告別式の日時が大島渚プロダクションより発表されました。
     1月22日(火曜)築地本願寺 午前11時〜午後2時
          喪主 大島明子
          葬儀委員長 崔洋一(映画監督)

*2月1日〜3月31日の期間で、鎌倉市の川喜多映画記念館において企画展「監督大島渚&女優小山明子」が開催されます。http://www.kamakura-kawakita.org/ 開催2日目の2月2日(土曜)の午後2時〜「小山明子さん講演会&サイン会」がきまってます。詳細はHPでチェック。
        kamakura ohshima01.JPG
旧川喜多邸の傾いた外塀が好きだったのですが、2010年4月1日に大規模工事も終わり新装なった「川喜多映画記念館」がオープン。展示スペースは広くはないですが映画ファンなら(特に大島ファンは)この機会に1度は訪問する価値大です・・・大島作品の上映も企画されてますので、JR鎌倉駅から小町通りを散策しながら訪れてみては。小町通りが八幡宮に達するわずかの手前で左折・・・記念館は前方右側すぐ。


posted by t.z at 22:46| Comment(1) | 関東各地tokyo-widearea | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
1月22日に築地本願寺で行われた、大島渚監督の告別式で、一般の方の焼香をして参りました。告別式が終わる頃に雨が上がって、監督はまさに太陽に照らされて、天に昇っていきそうでした。が、我々が今か今かと焼香を待っていたら、都知事選落選常習者のマック赤坂だとかいう人がやって来た。監督と親しかったとは思えないのに、親族知人の受付に行ってから、焼香に行きました。しかし、ギャルファッションの女と共にサンタクロースの帽子を被って行こうとして、プロダクションスタッフに止められ、大声でメリークリスマスと言ったりで、愛のコリーダもへったくれもない!私が焼香しながら謝っても仕方ないけど、拝む前に監督に謝罪しましたよ。帰り際に本堂を見たら、屋根から数羽の鳩が飛び立っていきました。最初の作品には鳩が出ていたから、また新しくスタートを切るという意味でしょうか。愛のコリーダは、実録ものの阿部定事件と言っていいでしょう。
Posted by 定マニア at 2013年02月01日 21:05
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