2013年01月22日

浅草 ビートたけし 第二松倉荘跡

「第二松倉荘は浅草三丁目の、言問通りから千束通りにちょっと入った、富士銀行の裏手にあった」(「浅草キッド」新潮文庫P90)
ビートたけしが芸能界に入るきっかけとなった浅草のストリップ劇場「フランス座」の下積み新人時代に住んだアパート「第二松倉荘」・・ビートたけしの原点でありスタート地点でもある浅草での二つの記念碑的建物のひとつ。この「第二松倉荘」は現在は先述の「富士銀行」とともに解体されてます。もうひとつの「ストリップ劇場」のほうの建物は健在(ストリップ興行は廃止)。富士銀行の前身は安田銀行・・といえば簡単そうだが、この浅草3丁目の言問通りには少し前まで後身たる「みずほ銀行」が100mと離れていない場所に2行が並ぶように存在していたのです。「さあ、どっち?」状態に陥ります。現在、旧第一勧銀の「みずほ銀行」が生き残っており、旧富士のほうは再開発されて大きなMSに・・・しかし、「第二松倉荘」があった敷地の向かい側に旧富士銀行時代の駐車場が残されています。「浅草キッド」の文章に基いて調べ始めると現在、残っている旧第一勧銀の「みずほ銀行」につい誘導されてしまいます。ちょっとしたミステリーのトリックです。
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「言問通りから千束通りにちょっと入った・・・」ちょっと入った千束通りのここを右折 (右写真)左奥に旧・富士銀行の駐車場が見える
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自動車回転板の位置に4階建てアパート「第二松倉荘」があった 1階は駐車場への出入り口で2階の空き部屋にたけしはもぐり込めた(1973年たけし26歳)のです (右写真)再開発で設置された敷地表示板=二重丸の位置が「第二松倉荘」
「玄関から二階への階段を上ったすぐの、管理人室のとなりの三畳間だった」(「浅草キッド」)。このアパートは浅草フランス座を経営していた東洋興業が建てたもので、社員やフランス座の従業員・踊り子たちの社員寮として使用していたのですが、たけしの入居した頃は興業街とは無関係の一般人がほとんどだったようです。
「浅草キッド」の第7章「いのうえという昨家志望のやつが入ってきた」の冒頭に「第二松倉荘」への移転の経緯が記述されており、井上雅義氏との交友も描写。井上雅義「幸せだったかな ビートたけし伝」2007年刊・白夜書房に「第二松倉荘」の貴重な写真一葉掲載有り。
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地図は当時、たけしと関係があった箇所を赤文字で表示 (右写真)「小料理ふみ」跡・・たけし談「4人でいっぱいの店」・・かなり以前、バラエティ番組でたけしが軍団を引き連れてこの店を訪れていたのを見たことがあります。尚、たけしがよく訪れていた「捕鯨船」は地図で赤丸の場所で営業していた時代の話。現在は一等地(六区通り)に移転し繁盛してます。
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「捕鯨船」旧店舗跡 撮影時は空テナント(右写真)「花やしき」近くの治安が悪そう(?=近くの路上に数人倒れていた)な路地のフェンスに古い地図板=旧・捕鯨船の場所が判りました(店に聞けばすぐわかるのにね) 昭和52年開店〜平成12年に移転
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現在の「捕鯨船」(17時開店) 平成12年に六区通りの中ほどの場所に移転 店はテレビ番組で度々紹介されており観光客も来てしまう人気の魚介系(鯨)居酒屋に (右写真)「捕鯨船」のまん前にある六区通り名物の芸人プレート(赤丸の所)には「予約済み」の文字が・・・もちろんビートたけしが故人になればここに名前が記されます  *予約プレートの背景にネットを被った古ビル=大勝館(六区最後の興業館)は解体され現在(2013年1月)更地です 今年12月に新ビル完成予定でドンキ浅草店(仮称)がオープン たけしのいたフランス座は大勝館の画面左(元は三友館)隣りです 
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たけしの予約プレートの裏側には「でん助」のトレードマークのメイク顔 そのうち後頭部に「でん助」のお面を貼り付けて<死後>のギャグやってほしい(すでにやったかどうかは不明)

年表は「コマネチ!」(1998年刊・新潮文庫)の巻末「おいらの自分史」を参照。

「四谷 ビートたけし・バイク事故現場」http://zassha.seesaa.net/article/74282035.html

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posted by t.z at 00:59| Comment(0) | 東京東南部tokyo-southeast | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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