2013年03月12日

京都 イノダコーヒ本店

京都を代表する老舗喫茶店で、観光ガイドブックに、ほぼ100%掲載されている人気店です。
で、ガイドブックには滅多に紹介されてない作家池波正太郎のエッセイから抜粋。随筆集「むかしの味」(1984年刊)の中の「京都 イノダと開新堂」p81から。この章で寺町通の老舗洋菓子店と並べて語られています。
<< その旨さは、日本人の舌に合う旨さだということだけはわかる。「一日に一度は、コーヒーをのまなくてはいられない・・・」というほどではない私を、何故、イノダはひきつけるのだろう。イノダは京都の、コーヒー店の老舗であり、京都人が誇る名店である。本店のほかに、いくつもの支店を出しているが、どの店へ行っても、少しも変わらぬコーヒーをのませる。>>と池波先生は絶賛している。さらに大絶賛は続く。<<イノダのサンドイッチは、近ごろ流行の、まるで飯事(ままごと)あそびのサンドイッチではない。むかしのままの、「男が食べるサンドイッチ」なのだ。>> ん〜困る。実は本店に行ったのは2回だけ。池波先生の時代とは恐らく客層が変わっていて、早朝に訪れても3〜4組の若いカップル(いかにも観光客風)がいちゃついていて(そう見えてしまう)、ゆったりコーヒーを愉しむ地元の客は見かけない。・・・過去の京都日記(このブログです)には、池波先生も言っているとおり、本店以上のサービスを誇る支店ばかりを贔屓にしていたのです(三条支店は別項目としてアップ)。
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(左写真)堺町通の西側に面している・・入口は赤のカラーコーンの前の町家側に (右写真)昭和21年10月の創業当時からのアルファベット文字(卸売り部門は戦前の昭和15年に開業)
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創業当時のイメージがそのまま残る外観・・早朝7時から無休で営業・・入ったすぐ右が販売コーナー・・レジの奥に客席・・左側に旧館・テラスへの通路
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(左写真)中央の奥庭のテラス席に通じる通路・・左が旧館・・右後ろのレンガ壁には鳥かごが2〜3つ下がっています(普通のピーちゃんがいる)(右写真)この辺の席がベストポジかな・・レトロな空間です・・平日の朝なら座れますが人気店なのであとは運次第・・・
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池波先生が「男が食べるサンドイッチ」と表現していたミックスサンドイッチ(2011年当時880円)・・「むかしの味」のグラビアページに同じサンドイッチの写真が載ってます コーヒー(アラビアの真珠500円)は関西特有の深煎りではなく飲みやすく美味しい
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(右写真)大丸百貨店内1階の支店(フロアの北側奥・新聞は置いてない・店員さんは他支店と勤務シャッフルしてるので顔見知りの人も)・・東山・清水支店も元・明保野亭の庭園・池がガラス窓から眺められて(空いていれば)お薦め *店名は「イノダコーヒー」でなく「イノダコーヒ」・・英文だと「INODA’S COFFEE」・・発音は「ヒ」で止めたほうが?
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                随筆集「むかしの味」新潮社

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posted by t.z at 02:20| Comment(0) | 京都kyoto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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