神戸元町商店街(3番街)で、1914年(大正3年)に海事書専門店(船舶・海洋関連)として創業した「海文堂書店」が2013年9月30日をもって閉店します。現在、1階は一般書籍・雑誌を扱う売り場で、2階が国内トップの品揃えを誇る海事関連コーナー(他にギャラリー・古書売り場を併設)。
近年は、活字離れ・ネット書籍販売のシェア増加に苦しみ、売り上げ高の減少から経営不振に陥り、書籍小売り業(海文堂書店)の撤退を決定。以降は経営を出版業等に集約し、会社(海文堂興産)は継続してゆく方針のようです。
1階一般書売り場から2階への階段の踊り場には海事コーナーに誘う様々な展示でぎっしり
階段に飾られている作家・芸能関連の色紙・・ノンフィクション作家・佐野眞一氏のサインに眼を引かれました(「東電OL殺人事件」著者)
(左)雑貨などの紙袋 (右)2005年「書皮大賞」受賞のブックカバー(文庫本サイズ)
2階の海事書売り場で戦前に活躍した客船の船体絵葉書2枚を購入 右のレトロな秩父丸(昭和5年竣工・後に鎌倉丸に改名)の絵葉書は永久保存で誰にも〒しません
左写真のピンバッジも購入・・船舶のシグナルフラッグです(出港・全員帰船命令のブルーに白のバッジがお気に入り) 右写真は海文堂通信「海会(カイエ)」121号で発表された閉店の知らせ
営業時間 10時30分〜19時
神戸市中央区元町通3丁目5−10
*店舗跡にはドラッグストアの入居が決定しています。