2013年09月16日

谷中 作家・吉本隆明の谷中初音町への移転(作家・吉本バナナ生誕地)

1963年(昭和38年)7月、吉本隆明夫妻は6才の長女・多子を連れて御徒町から台東区谷中初音町4丁目に移転します。終焉の地となった駒込の家とともに(2010年7月現在)現存している貴重な吉本家の旧住居跡です。この地で、のちに人気作家となる次女・真秀子(=吉本ばなな)が、移転して丁度1年後の1964年7月に誕生します。吉本家は2階部分の全てにあたる板の間の台所付き和室3間を借りており、1階は大家のHさんの住居でした。
成長した真秀子(吉本ばなな)さんは、1987年(昭和62年)11月発表の「キッチン」で新人文学賞ほか各賞を受賞。1988年(昭和63年)5月より「TUGUMI」を雑誌に連載開始し、2作品とも映画化・公開されて人気・知名度ともにアップ、作家としての地位を築きあげます。「ばなな」のペンネームは、<ばななの花を見て、一人で泣きながら決めた>そうです(「B級BANANA 吉本ばなな読本」より)。
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   吉本一家が間借りした木造2階建てのHさん宅(中央奥右)2010年7月撮影
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(左写真)路地奥の左側に見える草地が上写真の空き地(現在はマンションが建設済)です
吉本家は更新時期が迫ると、この2階の間借り住宅から約1km離れた田端2丁目に移転してゆきます。現在、この移転先・田端2丁目の吉本家は紹介不可能なほど再開発工事が進行しており跡かたも無い状態です。
 参考 「吉本隆明の東京」2005年
    「B級BANANA 吉本ばなな読本」1995年
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posted by y.s at 10:17| Comment(0) | 東京東南部tokyo-southeast | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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