2013年09月16日

金沢 兼六園・霞ヶ池 三島由紀夫「美しい星」より

三島由紀夫の異彩を放つ小説「美しい星」を読み進むうちに、金星人や円盤の世界に引き込まれ始めます。すると季節は12月に。舞台は金沢に移り、兼六園の霞ヶ池を訪れる場面で三島の美しい描写に読み進めなくなります。繰り返し、繰り返し読み返してしまいます。その描写に陶酔するうちに幸福感に包まれてゆきます。
        kanazawa kenroku01.jpg
小説「美しい星」で兼六園を訪れる季節は遠い紅葉の落葉が届いている12月・・未だ雪の到来は先ですが、写真は雪の霞ヶ池・・まあ冬ということで
デジャブ(いつか視たことがあるという感覚)にとらわれながら女主人公暁子は丘の頂きの霞ヶ池のほとりに達します・・「目(ま)のあたり三羽の白鳥は、それぞれあらぬ方へ朱(あか)い嘴(くちばし)を向けて、ゆるやかに泳いでいた。池の対岸に張り出した内橋亭の茶室の、閉(た)て切った障子の白さが目にしみた。琴柱燈籠(ことじとうろう)のところで池と接する細流(ささなが)れは、清らかな水を運んで倦(う)まなかった。・・・」(P93より)霞ヶ池の描写は続きます。たまたま以前、フィルムで撮影した兼六園のポジに該当するかもと思えるカットがありましたので公開です。
  kanazawa kenroku02.jpg
小説をコピーするのは苦痛なので、この先は読んでみてください。刊行は1962年(昭和37年)10月に新潮社より。文庫化は5年後で重版されてます。
           kanazawa kenroku03.jpg

posted by y.s at 20:12| Comment(0) | 各地various parts of japan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。