2013年10月02日

蔵前 古書店 浅草・御蔵前書房

古本屋の建物が右に傾いて、隣りのビルに寄りかかっているって?
目の錯覚だ。いくら情が深い下町といえど、寄りかかったら隣りの栄ビルに迷惑だ。
よく見ると、数センチのところで堪えており、寄りかかってはいない。
崩落防止のネットを被せられたボロい木造二階建て看板建築は、昭和23年の竣工(多分です)。文庫本を1冊買った時に、店番をしていたおばあちゃんに聞いたのだが、答えは一言「23年」。23年前では有り得ないし、おそらく昭和23年と言ったのだろう。
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江戸通り(国道6号)沿いに<大江戸・大東京関係・相撲文献>の看板を掲げる「御蔵前書房」。近辺(蔵前橋北詰)には、1984年(昭和59年)9月秋場所まで蔵前国技館が存在していた。ここから現在地の両国に移転したのだ。
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店内奥の棚は相撲関連の文献が占有している。店頭の棚は壺がブックエンド。
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外観は右に傾いているが、店内もしっかり右傾斜。懐かしいLPが飾ってある(売り物?)。
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おばあちゃんとそろって店番をしている猫君。客が訪れると、すっと通路を空ける。帰りは邪魔して通せんぼ・・「買ったじゃない」と本を見せると納得顔をして通してくれる。
*撮影2007年7月(最初の1枚のみ)、残りは2009年4月。
*蔵前国技館の竣工は、1954年(昭和29年)9月。30年間にわたり大相撲のメッカであった。跡地は公共施設(東京都下水道局処理場と蔵前水の館)の敷地となっている。
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posted by t.z at 23:15| Comment(0) | 東京東南部tokyo-southeast | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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