2013年10月31日

京都 和菓子 するがや祇園下里

「するがや祇園下里(しもざと)」は、江戸期の1818年(文政元年)に総本家駿河屋より暖簾分けを受けて祇園村で創業(説明書には八坂神社の境内の一部で周辺では駄菓子「かんかん飴」を売る飴屋多しと記載)。京都市登録の有形文化財である茶屋風の木造二階の建物は、1895年(明治28年)の築造だが昭和10年頃に小火(ぼや)をおこし屋根部分のみを新しい木材を使い修理している。1階中央の出格子、2階の間口いっぱいの窓と張り出した手すり、軒下に吊るしたすだれ、思わずカメラを向けてしまいます。
現在地の祇園・末吉町が開かれたのは1712年(正徳2年)で、1745年頃より楼妓館が軒を連ね始める。創業当時は近辺はまだそれほど開けてなく八坂神社の参詣人目当てに商いをする飴屋のうちの一軒。三代目になって飴菓子の品質向上に励み、仕上げた菓子が現在でも店を代表する「祇園豆平糖」です。現在のご主人は6代目に当たります。京都の老舗和菓子25店で構成する菓匠会員にその名が記載(伏見の本家駿河屋・先斗町駿河屋と並び祇園下里の駿河屋系3店が会員登録)されている名店です。
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 *参考 「京都坊目誌」「京都 銘菓案内」等 菓匠会員の資料は左京区川端通二条の「京華堂利保」で目にしました
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posted by t.z at 01:33| Comment(0) | 京都kyoto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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