鴨川に架かる二条大橋の東詰(川端二条交差点)を東に入り、二条通を進むとまもなく黒い水引暖簾と黒格子の落ち着いた京菓子の老舗の前に差し掛かります。「菓子司 京華堂利保(きょうかどう としやす)」です。
明治21年に禁裏御用達の上菓子店仲間によって結成された「菓匠會」に遅れての参加となったのは、京華堂利保の創業が1903年(明治36年)だったため。現在、京華堂を代表する菓子は二代目が創案した茶の心に通じる「濤々(とうとう)」。三千家の武者小路千家官休庵の堂(祖堂か?)に掛かる額「濤々」(讃岐・高松藩松平候の揮毫)にちなみ、その文字をそのまま銘菓の名称としたもの(官休庵・十三代有隣斎宗匠と相談)。表千家不審庵と裏千家今日庵は本法寺(上京区)の東側に庵を構えているが、武者小路千家官休庵は南に離れた武者小路通小川通東入ル北側の地に江戸時代初期より代を重ねている。初代・一翁宋守(=利休からは四代目)が讃岐・高松藩松平侯の茶頭(茶道指南)を務めたことが、「濤々」の額の由縁となっている。
京華堂を代表する銘菓「濤々」 京麩焼き煎餅二枚で 香味付けの大徳寺納豆と水飴を少し練入れた餡を挟みこみ 表面に白い砂糖蜜を使って手書きで渦巻文様を描いている
上面からでは判断しにくいので「濤々」の断面写真 右は同封された「濤々」の案内書き
縁起の良い名称から慶事にあう「福宝」(三種類) 小豆(粒)に蜜をからめ青のり・きな粉・砂糖を絡めた菓子
店頭のショーケースから「しぐれ傘」 地図の二条大橋西詰のホテルリッツカールトン京都はつい先日(2014年2月7日)、ホテル藤田の跡地にオープン
京都市左京区二条通川端東入ル
営業時間 9時〜18時
定休日 日曜・祝日・第3・4水曜
*京華堂老舗は京都市内の出店は無い模様。地方発送等は確認してください。