2015年07月28日

interval(写真日記7月28日 江戸川乱歩と山田風太郎の因縁の祥月命日)

江戸川乱歩の臨終記はあるが、葬式の記録はまだないようだと、「乱歩先生のお葬式」と題した短文を書き残した山田風太郎、奇しくも乱歩が亡くなった36年後の同月同日にこの世を去った。生前、両氏はそれぞれの住所を行き来するなど交流があった。自らの命日に乱歩氏、怪人二十面相のような黒マントを身にまとい、ニヤリと地底からあらわれるやいなや、病床の風太郎氏の足首をむんずとつかんで冥界に引きずり込んだとしか思えない。
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(左写真)江戸川乱歩邸に残る書斎(蔵)。(右写真)乱歩邸1階に飾られている黄金仮面。撮影2006年。
山田風太郎のエッセイから。
<昭和40年7月28日(水)晴 (略) 奥の八帖(じょう)の中央に横たわれる乱歩、痩(や)せて、薄いふとんの下のからだは小さく、平べったく見える。生前の乱歩氏とは別人のように見えるが、しかし死ぬ前はもっと別人のようで、息をひきとったあと、みるみる生前の顔にもどってきたのはふしぎだとみないう。怪人二十面相か。痛恨きわまりなし。>
江戸川乱歩の葬儀は、翌月8月1日(日曜)に青山葬儀場で執り行われ、風太郎氏は受付を務めている。風太郎氏曰く「およそ会葬者は千人くらいであったろう」。
推理小説の巨星、江戸川乱歩(本名:平井太郎)1965年(昭和40年)7月28日逝去。 「魔界転生」などの妖異小説を得意とした山田風太郎(本名:山田誠也)2001年(平成13年)7月28日逝去。両氏の作品をはたして生きているうちに全て読み終えれるか心もとない。風太郎氏の忍法シリーズは10作品ほど読了したところで停滞中。乱歩氏は全作読みきれそうな予感(断言)。
posted by t.z at 22:23| Comment(0) | 写真日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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