2017年11月21日

京都 八坂庚申堂 くくり猿

国内三庚申のひとつ、京都東山の八坂庚申堂。 無数の手足が括(くく)られた赤、青、黄など色とりどりの猿が境内の祈願所に奉納され、びっしりと隙間なく吊下げられている。
八坂庚申堂は、江戸時代の京名所案内本「都名所図会」に紹介されているが、「くくり猿」についての記述は見当たらない。
<<八坂庚申堂は塔(*法観寺五重塔)の西にあり。大黒山金剛寺延命院と号す。本尊青面(しょうめん)金剛にして長(たけ)三尺五寸。大宝元年(701年)正月七日庚申に降臨したまふ。日本三庚申のその一なり(摂州四天王寺・江戸浅草)。脇壇に聖徳太子・大黒天を安置す。>>
「都名所図会2」1999年筑摩書房刊より。
*庚申(こうしん)とは、干支(えと)のひとつ。庚(かのえ)申(さる)の日。
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金剛寺庚申堂の山門。

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庚申堂本堂。

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「くくり猿」については八坂庚申堂のHPにわかりやすく紹介されているので一部分を引用。http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/index.htm
『くくり猿はまさに、お猿さんが手足をくくられて動けない姿をあらわしています。 お猿さんは人間に近い動物といわれていますが、所詮は動物、欲のままに行動します。動物園に行けば、お猿さんは欲のまま走り回っていますね。この姿を人間の中にある、欲望に喩えてあり、人間の中にある「欲望」が動かないように、庚申さんによってくくりつけられているのです。くくり猿に願い事を託して、それを叶える秘訣は、欲を一つ我慢することです。皆さんが願われたことを叶えようと努力しようとするとき、欲望のこころが動いて、それを妨げようとする、それをくくりつけ、庚申さんにうまくコントロールしてもらうためです。』 
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くくり猿は各色とも一体五百円、授与所で入手できる。マジックペンも置かれている。 
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霊験が消えるから絶対見せないと必死。

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本名が書かれているので全面にボカシ。

拝観は9:00~17:00まで(無料)。
法観寺五重塔から真西に坂を下った左側に朱塗りの山門が開いている。


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posted by t.z at 01:38| Comment(0) | 京都kyoto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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