2017年12月28日

京都・四条河原町 喫茶・築地 「荒木陽子全愛情集」より

荒木経惟・陽子夫妻が新婚旅行第1日目(1971年7月)に訪れた京都で、京都ホテルに一泊後、まず訪れたのが四条河原町の路地奥にあるレトロ喫茶「築地」であった。陽子さんのリクエストで、経惟(アラーキー)氏を引っ張っていったらしい。すでに写真集「センチメンタルな旅」(自費出版)の撮影は始まっていた。
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喫茶「築地」。昭和9年創業。カラーモザイクタイルとR(アール)の曲線は昭和初期の先端デザイン。
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荒木陽子さんが荒木経惟写真集「わが愛、陽子」1978年朝日ソノラマ刊のための書下したエッセイ7篇
の内より一部分を抜粋。
<<その晩(*新婚旅行第1日目)は京都ホテルに泊り、翌朝ゆっくり起き出して、例によって四条河原町へとくり出した。私の好きな喫茶店「築地」に入る。私達の京都の旅の日程は、まず一杯のコーヒーを飲むことから始まるのだ。その後は様々である。古本屋を回ったり、鴨川べりをぶらぶらと歩いたり、要するに東京の街をぶらつくのと何ら変わりがないような過ごし方しかしない。それでも散歩の途中にふと見かけたジャズ喫茶に入り、お気に入りのスタンダード.ナンバーなどがかかっていたりすると、「うん、京都で聞く――はヨイナア」と、一人ばかみたいに酔ったりしてしまう。>>
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喫茶「築地」店内(上下写真とも2階客席)。装飾・調度品写真は省略。
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<<二人で来てもずっと二人同じ行動をするわけではなく、一日だけ、自由行動の日というのを作っている。私はといえば、前述したようなブラブラ歩きが主であるが、それには色々なバリエーションが考えられるわけだ。けれど、彼の過ごし方はただ一つしかない。それは金閣寺を撮りに行くことである。これはもう何回京都に来ても同じ。いつもいつも金閣寺狂写である。>>
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撮影は2011〜2012年。

「荒木陽子全愛情集」2017年港の人(鎌倉市)刊より
参考:「荒木経惟写真全集3 陽子」1996年平凡社
荒木経惟リンク
世田谷 写真家荒木経惟(アラーキー)の陽子もチロもいない新家http://zassha.seesaa.net/article/400445825.html
豪徳寺 写真家荒木経惟(アラーキー)と陽子とチロの遺家http://zassha.seesaa.net/article/284210221.html
原宿 荒木経惟「文化写真」 展(ミニギャラリー) http://zassha.seesaa.net/article/454860200.html
渋谷 青学会館 荒木経惟・陽子夫妻の挙式会場http://zassha.seesaa.net/article/455890811.html
長崎・鍛冶屋町 レストラン銀嶺 「荒木陽子全愛情集」よりhttp://zassha.seesaa.net/article/455985556.html
鎌倉 近代美術館付属カフェ<ラ・ミュゼ> 「荒木陽子全愛情集」よりhttp://zassha.seesaa.net/article/456022608.html


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posted by t.z at 23:57| Comment(0) | 京都kyoto | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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